豊岡演劇祭2024Fringe Selection
世界劇団『the replication-toyooka edition-』

【演出コメント】
今年3月にKAATのかながわPAAで上演した「the replication」を豊岡演劇祭野外バージョンとして再演いたします。
本作品は、不条理演劇の代表的作品であるサミュエルベケット「ゴドーを待ちながら」を下敷きにした世界劇団版フィジカルシアターです。
2024年3月に神奈川芸術劇場KAATにて初演を迎えました。
客演に青年団の石松太一さんをお迎えし、濃密な時間を積み上げ世界劇団の新たな扉を開いた舞台作品です。
初演時は、アワードの特性上30分という短時間での見せ方で、相反する肉体が殴り合うという演出プランでした。 劇場版「the replication」では、枝葉をなるべく削ぎ落した骨太な上演に至り、劇場上演作品として納得する作品を立ち上げることができました。
しかし、今回は長編かつ野外上演です!
先日さっそく豊岡へ下見に参じましたが、ある会場の超自然的な環境に魅了され、早くも様々な演出プランが沸き上がり、アイデアをノートに走らせています。
特殊な環境下で人間の不合理性は更に浮き彫りにされ、 生物としての無力さが如実に表れること間違いありません。

私は新作を数多く書ける作家ではなく、 どちらかというと同じ戯曲を何度も上演し、また上演環境を変化させることで数多の策を講じて一つの作品を深堀りする作家です。
せっかくの豊岡演劇祭。 普段は舞台として存在しない特殊環境から、新たな身体感覚と思考を培い、超自然に飲まれて参ります。
これまでの世界劇団作品とはまた異なる、夢と現実の狭間を行き来する観劇体験を提供いたします!

乞うご期待!

本坊由華子

豊岡演劇祭2024Fringe Selection
世界劇団『the replication-toyooka edition-』

世界劇団 本坊由華子

「ゴドーを待ちながら」をモチーフに描く、世界劇団版不条理演劇!

不条理演劇の頂点、サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』をモチーフに描く、世界劇団版ベケット!

そこには二人の浮浪者が佇んでいた。
彼らが言葉を交わすうち、時代が歪んでいく。
“これが夢か現実か、今が朝か夜かも分からない____。”

今春、かながわパフォーミングアーツアワードにて好評を得た短編作品を、野外長編版として早くもリクリエート!
言葉と身体が目まぐるしく展開し、
社会的な人間の虚構を暴き、生物的な願望を発露する。
人間の本質を挑発的に問いかける、世界劇団の最新作だ。

超自然的な森林を舞台に、二人の相反する肉体が紡がれる。
夢と現実が錯綜していく、究極のフィジカルシアターを刮目せよ!

【脚本・演出】本坊由華子

【出演】本坊由華子、石松太一(青年団)

【日時】
9/18(水)17:30
9/19(木)17:30
9/21(土)17:30
9/22(日)17:30
※上演時間は約60分(予定)
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
※雨天決行
※各公演は、映像収録用のカメラが入る可能性があり、ご来場のお客様の様子が映りこむ場合がございます。
収録された映像は公開される可能性がありますので予めご了承ください。

【会場】
神鍋高原キャンプ場

【チケット】
一般前売3,000円
一般当日3,500円

【スタッフ】
音楽:ムー・テンジン
ドラマトゥルク:髙山力造
音響:高橋克司(東温音響)
照明:⻄山和宏((有)ミュウ・ライティングオフィス)
舞台監督:山中秀一(現場サイド)
制作:世界劇団、合同会社 kitaya505、田中直樹

【お問い合わせ】
Mail:sekaigekidan@gmail.com
Tel:090-2502-0923(藤本)

詳細:豊岡演劇祭2024 Toyooka Theater Festival (http://toyooka-theaterfestival.jp)

主催・企画製作:合同会社 world theater company